尿モレ・尿失禁で悩む男性必見!原因とおすすめの対策方法
「力を入れると尿がもれる」
「尿モレって女性の問題と思っていたが、男性でも起こるの?」
こうした悩みや質問をお持ちの男性もいらっしゃるでしょう。
実は、尿モレや尿失禁にお悩みの男性の方も少なくはありません。
この記事では、「尿モレ(ちょいモレ)」に悩む男性の方のために、尿モレの原因やおすすめの対策方法について解説します。
男性の尿モレ(尿失禁)とは
尿モレ(尿失禁)などの尿トラブルを考える際には、尿の生産や排泄に関わる臓器、つまり、腎臓や尿管、膀胱、尿道といった尿路の働きに着目する必要があります。
尿路の中でも、「下部尿路」といわれる膀胱や尿道は、男女で構造の差があります。男性は女性よりも尿道が長く、曲がりくねっており、また尿道を取り囲む前立腺もあります。そのため、男性では尿が尿路を通っていく際の問題が起こりやすく、排尿障がい、つまり尿が出きらないなどの症状が出やすいとされています。
一方、女性は男性に比べて尿路が短いです。骨盤の底を裏打ちするような筋肉が加齢などで弱くなることで、頻尿や尿モレ(尿失禁)が起こりやすいという特徴があります。
男性で尿モレ(尿失禁)を経験している人は実は多い
男性の尿モレは、加齢による膀胱の機能低下が原因となることがあります。
一方、20代〜50代の男性1,000人を対象とした調査結果では、トイレで用を足した後、チョロっと出た尿で下着やスーツが濡れてしまった…といった「ちょいモレ」経験をしたことのある男性は、全世代で84.6%と報告されています。高齢者男性以外でも尿モレ(尿失禁)を経験している男性が、実は多いことがわかります。
男性に多いちょいモレ(おっかけモレ)とは
ちょいモレは、排尿後に自分の意思とは関係なく尿が垂れる症状です。このちょいモレは男性に多いとされています。男性は女性に比べて尿道が長いため、年齢に関係なく尿道に残った尿が少量出てしまうことが原因といわれています。
男性のおっかけモレについては、下記をご確認ください。
男性に起きやすいおっかけモレ(ちょいモレ)とは?その原因と予防方法について紹介!
尿モレ(尿失禁)の種類
では、男性に多い尿モレ(尿失禁)の代表的なものを説明します。
腹圧性尿失禁
膀胱内に大量に尿が貯留した状態で腹に力を入れる、つまり、腹圧を高くした時に尿モレが生じてしまうことを「腹圧性尿失禁」と呼びます。男性は尿道が長いので、体動や咳で腹部に圧力がかかった際の失禁である腹圧性尿失禁は女性にくらべ少ないと推定されていましたが、男性にも少なくないことが近年の調査で判明しています。また、前立腺癌で前立腺を切除された直後には腹圧性尿失禁を高頻度で合併します。
溢流性尿失禁
前立性肥大症が進行し末期になると、出し切れない尿(残尿)が膀胱の容量と同じになり(慢性尿閉)尿がちょろちょろと、もれてくるようになることがあります。この症状を「溢流(いつりゅう)性尿失禁」といいます。自分では尿を出したいのに出せないが、尿が少しずつもれ出てしまう症状となります。この状態を放置すると腎臓に障害を引き起こす可能性があるため、早急な医療機関の受診がすすめられます。
切迫性尿失禁
急に尿がしたくなり(尿意切迫感)我慢できずにもれてしまうのが「切迫性尿失禁」です。本来は脳からの指令で排尿はコントロールされていますが、加齢や脳血管障がいなどによりそのコントロールがうまくいかなくなった時などに起こります。
しかし多くの場合は、特に原因がないのに膀胱が勝手に収縮してしまい、尿意切迫感や切迫性尿失禁をきたしてしまいます。男性では過活動膀胱を伴った前立腺肥大症も原因となります。
※“過活動膀胱”は尿意切迫感を伴う症状症候群で、これに尿漏れを伴ったものが“切迫性尿失禁”です。また、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁が合併すると“混合性尿失禁”と呼ばれます。
機能性尿失禁
認知症や脳卒中の方にみられる代表的な尿失禁です。トイレに行く意思・移動機能、排尿姿勢(座位など)等の精神・身体機能障害も念頭におかないと病態を把握できない尿失禁です。原因にもよりますが、通常は重度の膀胱機能障害も合併し、その対応は困難を極めます。具体的には、歩行障がいのためにトイレまで間に合わない、あるいは認知症のためにトイレで排尿できない、などのケースです。
このタイプの尿失禁の治療は、介護や生活環境の見直しを含めて取り組む必要があります。
尿モレ(尿失禁)の原因
それでは、尿モレの原因3つをご紹介していきます。
身体機能の衰えによる尿モレ
加齢や筋力の衰えによって、骨盤底筋群という尿道括約筋を含む骨盤底の筋肉が緩むために、尿モレが起こることがあります。
肥満による尿モレ
内臓型肥満と高血圧や高血糖、脂質異常が組み合わさった状態をメタボリック症候群と呼びます。このメタボリック症候群も尿モレのリスクを高めるといわれています。メタボは動脈硬化を誘発し、脳・脊髄や膀胱・尿道の血の巡りも悪くするため、排尿トラブルの要因となるのです。ほとんどの中高年の排尿障害、尿失禁はメタボリックシンドロームが主因ですのでメタボ予防が最も有効な失禁予防になります。その他にも、尿失禁などの原因として、肥満、糖尿病、飲水過多、過剰な食事、喫煙、便秘などが挙げられます。
前立腺肥大症などの病気による尿モレ
男性の尿モレは、前立腺肥大症などの病気が原因となっていることも多くあります。また、前立腺肥大症が原因となり過活動膀胱を引き起こす可能性があることにも注意が必要です。
前立腺肥大により尿道が圧迫され、尿が出づらくなると、膀胱が傷んでしまいます。それに付随して、脳からの指令もうまく膀胱に伝わらなくなり、膀胱が勝手に収縮して切迫性尿失禁を起こすことがあります。
男性の尿モレ(尿失禁)対策
では、尿モレ(尿失禁)にはどのような対策を取れば良いのでしょうか。3つの対策をご紹介します。
骨盤底筋を鍛える(骨盤底筋訓練)
軽い「腹圧性尿失禁」の場合は、骨盤底筋体操で尿道のまわりにある外尿道括約筋や骨盤底筋群を強くすることで改善が期待できます。また、前立腺癌術後の尿失禁対策としても有効です。
骨盤底筋訓練は、骨盤の底にあり尿道を締めるはたらきをしている骨盤底筋を鍛えるための簡単なトレーニングです。
トレーニング方法については、「おっかけモレ筋トレ」をご確認ください。
座って排尿する
立った状態で用を足すと、尿道の中に尿が溜まりやすくなってしまいます。これが尿モレの原因になることもあります。そのため、排尿時に洋式便座で座った状態で用を足すことも、尿モレの対策として効果が期待できます。
具体的には、座った状態で陰茎をしっかりと下向きに伸ばし、尿を出し切るようにすると良いでしょう。
生活習慣を見直す
肥満をはじめとするメタボリック症候群が中高年の尿モレ(尿失禁)の原因になることを前述しました。食生活や運動習慣などの生活習慣の改善が、尿モレ予防に最適です。暴飲暴食をしない、適度な運動を心がける、血糖・血圧を管理するなどは尿モレ予防になるだけでなく将来の脳卒中、心筋梗塞対策になります。
また、水分のとり方にも注意しましょう。知らないうちに多飲になっていないか確認し、可能であれば1日の尿量を測ってみましょう。通常、尿量は体重20kgあたり500ml前後です。つまり体重60kgなら1500ml程度が最適です。
尿モレパッドなどの尿ケア専用品を活用する
こうしたセルフケアをしていても尿モレが気になる方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合には、男性向けの尿モレパッドや尿モレシートなどの尿ケア専用品の活用も効果的と考えられます。
男性用尿モレパッドや尿モレシートは、つけていても目立たず、少量の尿モレをしっかりカバーします。ご自分の尿モレの量などに合った尿ケア専用品を選んでみましょう。
「ライフリー」男性向けの尿ケア専用品はこちらからご確認ください。
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尿モレについてよくある質問
尿モレについて、よくある質問とその回答を、専門医の見解に基づき解説します。
Q. 就寝中の尿モレと、日中の尿モレで原因に違いはありますか?
違いがあります。就寝中の尿モレは、お酒の接種や睡眠薬の服用、疲労の蓄積、加齢などが主な原因です。一方で、日中の尿モレは、過活動膀胱により急な尿意が生じて漏れてしまう「切迫性尿失禁」や、前立腺肥大症・神経因性膀胱などにより膀胱に尿が残り、溢れるようにモレる「溢流性尿失禁」といった泌尿器系の疾患が原因になります。
Q. 日常的に服用している薬が原因で、尿モレが起こることはありますか?
日常的に服用している薬が原因で、尿モレが起こる場合があります。風邪薬や精神安定薬の一部には排尿を抑制する作用(抗ヒスタミン、抗コリン作用など)があり、尿が出にくくなることで残尿が増え、「溢流性尿失禁」を引き起こすケースがあります。また、降圧薬の中でも利尿剤は尿量を増加させる作用があるため、尿モレを誘発することもあります。
Q. 尿モレパッドを使った後は、どう処理したら良いのでしょうか?
尿には細菌がつきやすいので汚れた部分を内側にして丸め、不衛生にならないよう処理しましょう。パッドはトイレに流さず、地域の廃棄ルールにしたがって処分してください。外出先で使用した場合も、そのまま捨てず持ち帰りましょう。
使い方を動画でチェック
まとめ
男性の尿モレ、ちょいモレは、決して珍しいことではありません。多くの人がひっそりと経験しているものであり、しっかりと対策を取れば人に気づかれることもないでしょう。
尿モレにお悩みの場合は、ここでご紹介したように、骨盤底筋を鍛えたり生活習慣の改善を見直したりなどのセルフケアをまずは試してみてください。より安心して日々を送りたい場合は、尿モレパッドや尿モレシートなどの尿モレケア商品の活用も検討してみましょう。




