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排泄トラブルが健康寿命を阻害する?

健康寿命とは「人が介護などに頼らず、日常的に自立した健康な生活ができる期間」のことを指します。

平均寿命がかつてないほど長くなっている今、健康寿命を延ばすことは国家的な課題です。

その中で排泄トラブルは自立を妨げる運動機能の低下や衰弱などの老年症候群と深い関わり合いがあるにも関わらず、多くの人が「たいしたことないから」と症状を放置しがちです。

※ データはすべてユニ・チャーム調べ:2015年3月に実施したアンケートより(1,237名が回答)

50代以上4人に1人は「排泄トラブル経験者!」

排泄トラブル経験者

ユニ・チャームの調査では、排泄トラブルを経験したことがある人が全体の24.9%約4人に1人が経験していることが分かりました。

また、70代では約3人に1人が経験。50代の現役世代でも4~5人に1人は経験者であり、幅広い世代で排泄トラブルを抱えていることが分かります。

放置されてしまいがちな排泄トラブル

排泄トラブル症状対処状況

月1回以上排泄トラブルを抱えている人で、排泄トラブルに対するケア(排泄ケア)を「特に何もしていない」人が半数近い46.3%で、半数近い人が、トラブルを抱えているにも関わらずケアをしていないことが分かりました。

排泄トラブルは恥ずかしくて、人に言いにくいためか、自分で気付いていても、気付かないふりをしたり、年齢のせいにしたりして「対処をしない」という方が少なくありません。

しかし「しょうがないこと」とあきらめて放置をしていると、老化をすすめることになりかねません。

健康寿命延伸に必要な4つの習慣-食事・運動・睡眠・適切な排泄ケア-

健康寿命を延ばすためには、厚生労働省が進める健康増進プロジェクト「健康日本21」でも推奨されている「調和のとれた食事、適切な運動、十分な睡眠」の健康の3原則を実践する生活をおくることが大切です。

しかしながら、排泄トラブルを抱えている人は、この3原則のケアを阻害する意識・行動に陥ってしまうことが分かりました。排泄トラブルを抱える18.7%の人が「排泄トラブルが気になって外出を控えた経験がある」と答えています。また30.2%「睡眠に影響している」、熱中症などのリスク対策にもなる水分については、4人に1人にあたる25.9%「水分補給を控えた」と応えています。

排泄トラブルを抱えている人は、排尿の頻度が高くなる傾向があるため、夜中にトイレに起きてしまい、睡眠の時間が十分でなく質が低下します。

水分補給を控えることは熱中症のリスクがあるだけでなく、食事を楽しむという意欲の低下にもつながります。

また、外出を控えることで運動をする機会が減り、体重増加や筋肉量が落ちることにもつながっていきます。

上記のことより、健康寿命につながる健康3原則へのケアが排泄トラブルにより阻害される傾向があると言えます。

コラム

適切な排泄ケアでよりアクティブに! 鈴木隆雄先生(桜美林大学 加齢・発達研究所所長 (大学院教授))

食事、運動、睡眠はもちろん、適切な排泄ケアが健康寿命の延伸に関わります!

排尿を自分でコントロールできずに、モレが気になるようになると、友達と会ったり、社会活動に参加することもできなくなってきます。 尿失禁をはじめとした老年症候群は加齢とともに誰にでも起こりうることです。それを特別視することなく、ご自身でセルフケアに取り組むことが大切です。